4E201 - The Unsung Chronicles of Tamriel

¡Hola! Mi nombre es Moqueue. Encantada.
Aquí es el anexo de [ Bienvenido al escondite de Euphemia ].

4E201

◆Chapter: 1-4 難破船

大粒の雨が叩きつける。イェアメリスは腰の隠しに入れた道具を確かめた。良かった、海探の薬の小瓶は中にある。最近学んだばかりの水中呼吸ができるようになる薬を見て安心し、浜辺のテーブルを通り過ぎる。波打ち際に着くと、引き上げられている小舟の状態を確かめた。補修したばかりだったが大丈夫そうだ。顔にかかった雨をぬぐうと、彼女は森のほうを振り返った。再び強くなってきた嵐に、木々が千々に揺らされている。上陸した...

◆Chapter: 1-3 異邦人

(あれ?・・・この人、船で行かなかったんだ・・・)数日前に港で見かけた乗客の一人が酒場には居た。ダンマーにしては大柄な男で、肩までの長い髪をしていた。彼は机に向かって物静かに、ノルドの目の色で本に視線を落としている。「何か用か?」「えっ! い、いえ。」 イェアメリスはあわててかぶりを振った。「あ、明かりに目を慣らそうとしていただけよ」長く見すぎてしまったらしい。苦し紛れに言い訳すると、彼女は先ほど...

◆Chapter: 1-2 納品日

ふぅ・・・ため息をつくと、イェアメリスは乱雑に木箱に積み上げられた、一か月分の労働の成果を見下ろした。体力回復薬150本。50人分×3回という注文だ。きっとどこかの療養所か、戦場の部隊に届けられるのだろう。「こんなものかしらね」イェアメリスは東帝都社のお抱え錬金術師として、回復薬を納めている。昨日町に立ち寄ったとき、漁師たちが水平線上に船影を見かけたという噂をしていた。彼らのうわさが立つと、大体翌...

◆Chapter: 1-1 錬金術師の娘

<第一部>初夏を迎えたアズリアン海は真っ青に澄み渡っていた。海は一面凪いでいて、潮騒の音がかすかに聞こえる。ハイロック、ノースポイント王国の辺境の小島、キルクモアは一年で一番よい季節を迎えようとしていた。海辺に立った小屋に、まぶしい朝日が降り注いでいる。早朝の空気はまだ冷たく、小屋の中では暖炉がまだ燃えていた。気持ちが良い、あたしの一番好きな季節。扉を大きく空け放つと、わきをすり抜けて、小さな影が...

◆Chapter: 0 Prologue

ここに住むようになってから3月ほど経っただろうか。。。泥にまみれて草の間を駆け巡っていたのが、つい昨日のことのように思い出される。もう日が傾きかけていた。遠く下方のソリチュードの港から、かすかな鐘の音が響いてくる。衛兵の交代の時間なのだろう。 昼間はあの人の時間。わたしの公務までにはまだ少し時間がある。誰にも邪魔されず、心地の良いサテンに包まれ、自由に過ごすことができる大切な時間。 わたしは召使が夕...